テスト
少し前から息子(小2)が
気になる音楽を聴き始めたんです。
いつもはだいたい好きなゲームやYoutubeチャンネル(ほぼゲーム実況)で使われている曲ばかり、テクノやハウス系の電子的でノリのいい曲を好んで聴いていたんですね。
なのに最近はこの1曲だけをずっとループで聴いているようなんです。↓↓↓
命に嫌われている。/まふまふ【歌ってみた】
https://youtu.be/eq8r1ZTma08

ちなみに本家はこっちらしいですね↓
カンザキイオリさんが作ったボーカロイドの楽曲なのだそう。「歌ってみた」を含むと累計再生回数1億回を突破するモンスターヒットの楽曲なんですね‥リリースは2017年て‥ぜんぜん知らなかった‥
命に嫌われている。/初音ミク
https://youtu.be/0HYm60Mjm0k
とまぁこの曲にうちの息子もハマっている現象、若者に人気の曲ならば普通となりそうなものですが、私にはこれがすごく意外に感じたんです。
だって息子まだ小2なのに 、随分と哀愁溢れる曲にハマったなと。
「この曲好きなの?」
と聞いてみると
「うん!好き!かっこいいでしょ。」
と答える前歯の抜けた息子‥
ええ‥ ?ホントに‥?
意味分かって聴いてんのかな‥
だいたい子供は楽しくて元気な曲が好きって言うもんじゃないの?
悲しい曲のかっこ良さなんてそんなこと教えてないし、
私だって小さい頃UNICORNのMaybe Blueに浸ってはいたが
https://youtu.be/hgEL3go0axY
それ小学4年くらいだよ‥
悲しい音楽が好きっていうのはどこでどんなものを感じとっているんだろう。
本能的なものなのかしら‥
みたいに、すごく不思議に思ったんですね。

社会的な評価や他人の視点がまだ気にならない子供の頃の感性っていうのは、何にも影響されていないすごく純粋なものなので、その源が知りたく私の興味スイッチが入ります。
なので息子が何かにカッコいいとか綺麗って言った時は
「これはどこがかっこいいの?」とか
「これを見るとどんな気分になるの?」って
よく尋ねているんですね。
今回もママしつこいと跳ね除けられながらしつこく聞いてみたところ
「かっこいいのは、最初は元気がないけど後から元気になるところ。元気がないところは、この辺(胸のあたり)が、ああーってなる。優しくて、しーんとした気持ち?元気になると、この辺(胸のもう少し下の部分)からもりもりモリーって上がってきて口からごわーっと出ていって、わーっと元気になるの。スッキリする。」
と答えてくれました。
ななななるほど‥すごい‥
この曲は生きる中で生まれる寂しさや劣等感に苦悩しながら葛藤するといった歌詞が、多くの若者の共感を呼んでいるそうで、最後にはそれでも生きろってメッセージが込められている、そんな曲なんだそうです。
だけど息子の方は、歌詞の意味こそなんかよく分かってないみたいだったので、聴いたニュアンスで好きって言ってるんですよね。
なのに歌詞から読み取れる作品のメッセージと、息子が体で受け取ったニュアンスってほぼ合ってるじゃん
ってところに今回すごいびっくりしたわけなんです。

短調の音楽は悲しみを癒してくれる効果があるとも言われていますし、おそらくそういった調性やテンポなど音楽の構成要素が、感情的身体的に与える影響があるんだと思うんですね。
それが言葉として受け取れない息子にも、歌詞に沿ったニュアンスやメッセージを体や感覚で感じ取れるものにしてくれている。
歌詞と音楽が一体となって、作品のメッセージを伝えているんだなと
ものすごく感心した出来事だったんです。
これが極端に言うと
長調のメロディだったら、息子はこんなに共鳴しないかもしれない。
AメロBメロの淡々とした雰囲気からサビの盛り上がりにこれだけ差がないと、こんなにハマらなかったかもしれないんです。
きちんと「メッセージが伝わる音楽的な構成」になっているところにプロの技があるのだなと感じたし、
表現するものを生み出す側として深く共感する部分があったんですね。
……………………………
私はビジュアルという言語以外のツールで
メッセージを表現することをやっていますが
一般的なアートスクールと違うのは
「伝わる表現」にまで落とし込むまでをやることだと思っているんですね。
自己探求のための表現とか、感性のままに描くことで自分のことは自分で分かってきますが、それだと自己満足の表現活動に留まり、なかなかメッセージが伝わっていかないんです。
なのでそこからデザインの理論やテクニックで
自分だけの感性表現だったものから
メッセージが伝わる表現へとブラッシュアップしていく過程を組んでいます。
そこをやって初めて、ファンと出会えるようになるんですね。
今回息子が歌詞からでなく体でこの曲のメッセージを感じ取れたのは、
おそらく音楽的に感情共鳴するテクニックで作られていたからです。
デザインもそれと同じで、こう表現するとこのように伝わるといった理論がたくさんあるんですね。
私が今回ガイダンスを行っている自己表現のプログラムは、そこが大きく違っているなと感じています。
自己探求で自分らしさは見えてきたけど、現状それが表現にまで落とし込めていない人は「伝わる表現になっていないから」なんです。
そういった視点でも今回の話が参考になるんじゃないかなと思っています。
ではまたー!
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