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見つからないのは、なぜですか? やりたいことや自分らしさが分からない決定的な理由

みなさんの「探し物」は、なんですか?

・私のやりたいことってなんだろう
・私の才能ってなんだろう
・私の世界観ってどんなものなんだろう

私のところにはこういった、自分にしっくりくる探し物を求める方が多くいらっしゃいます。

人によっては、1回のご相談で「ああ!私の求めていたことは、まさにこれだったのかも! 」と、見つけられる方もいますが、どんなに長い時間、何度も関わりを持っても「まだこれというものが見つからないんです・・」とおっしゃる方もおられます。

このように、探し求めているものが見つかる人、そうでない人には、どんな違いがあるのでしょう。今日はそれについてお話していきます。

探し求めているものはなんですか
目次

自己表現ワーカーという言葉を、どうして見つけることができたんですか?

私は今年、自分にとって大きな出会いがありました。
「自己表現ワーカー」という言葉との出会いです。

先日の世界観ラジオでも、ゲストとしてお迎えしたライター・エッセイストの江角悠子さんと、そのことについて話をしていました。

彼女は真っ先に「自己表現ワーカーという言葉をどうして見つけることができたんですか? 」と聞いてこられたんですね。

その時とっさに私は「たまたま降りてきただけですよ。」と答えました。
すると彼女からは、このように返ってきたんです。

「いや、それはたみみさんが、ずっとずっと考え続けていたからだと思いますよ。」

その言葉をきっかけに自分を振り返ってみました。

私は何年もずっと「自分らしい自分を表現して出会いたい人に出会っていく。そういった生き方がすごく良いですよ」というコンセプトの活動をしているわけなんですが、「その先に、何になれるのか」というゴールのイメージを、言葉として明確にできていなかったんですね。

誰が聞いても一言でイメージできる、シンプルでインパクトの強い言葉を見つけたいと、ずっともやもやしていました。そんな中で、とあるイベントの企画を練っている最中に、SNSで目にとまった別の言葉からインスピレーションを得て、そこから自分らしく「自己表現ワーカー」という言葉を作ることにしました。

えずさんとのお話をきっかけに、「私自身が一言で表現する言葉をずっとずっと求め続けていたからこそ、“自己表現ワーカー”という言葉に出会うことができたんだな」と、改めて気付かされたんですね。

「求めてこない者に教えても意味がない。」

ちょうど同じ頃、SNSでアメリカの野球コーチに関するエピソードを読み、はっとしたことがありました。

元野球選手のG.G.佐藤さんが、大学卒業後にアメリカのマイナーリーグに所属していた時に出会った打撃コーチの話です。

誰よりも早く練習に来てずーっと選手の練習を見ているけれど、一向に教えに来ないコーチ。佐藤さんは「教えに来いよ、仕事しろよ」と思っていたそうです。

佐藤さんが打撃のタイミングの取り方が分からなくなった時、初めてコーチのところに相談に行ったら、今までの佐藤さんのデータをアタッシュケースの中からずらーっと出して、「これが良い時、悪い時。今こうなっているからこうした方がいい。」という的確なアドバイスをくれました。佐藤さんが「俺が聞きに来なかったらこの資料使わなかったの? 」と聞いたら、コーチはこう答えたのだそうです。

「使わない。求めてこない者に教えても意味がない

皆さんは、このエピソードを聞いて、どう感じますか?

見つからないのか、そもそも求めていないのか

自己表現についてのご相談を受けている時や主宰しているプログラムで、参加者は私によくこのように訴えてきます。

「自分が本当に伝えたいメッセージが見つからないんです」
「誰に何を伝えたいのか分かりません」
「本当の自分らしさが分からないんです」
「自分が大好きと思える自分が見つかりません」

もちろん、探し方が分かれば見つかる人もいます。思い込みを捉え直して、既に持っていたものに気付く人もいます。だけど、どんな取り組みを経てもずっとずっと見つからないという人に私は、このように問いかけることをしています。

「探しものを求めていても見つからないのか、
そもそも求めていないのかどちらだと思いますか? 」

探しものが見つかる人
探しものが見つからない人は、理由があるから見えなくなっている

自分自身が求めていないのに見つかるはずもありません

自分がしっくりくる探し物は、求めていたとしてもそう簡単に見つかるものではありません。ましてや自分自身が求めていないのに見つかるはずもありません。

例えば、
・探しているのに、探しものの特徴を考えることをしない(解像度を上げようとしない)
・探しているのに、どれも違うと言って受け入れない
・見つかってしまうと楽しみがなくなるからつまらない
・見つかってしまうと逆に都合の悪いことが起きてしまう
・探し続けている自分が案外好き

こういった状態に、少しでも心当たりのある人は、改めて振り返ってみるのも良いでしょう。

「見つからないのか、求めていないのか」
どちらだと思いますか?

あなたの自己表現の参考になれば幸いです。

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