MENU

役立ち発信が虚しく感じてしまう…自分らしい発信との両立は可能?|世界観お悩み相談所

目次

今夜のご相談:役立ち発信が虚しく感じてしまう…自分らしい発信との両立は可能?

<T・K様>

今は会社員ですが、これから自分でもビジネスを行っていきたいと思い、起業塾に参加しました。起業塾では、「ターゲットの役に立つ情報」を発信するように言われ、発信を頑張ってきたのですが、空虚な感じがして、むなしくなってしまっています。自分のことをもっと知ってもらいたいという思いがあります。ビジネスのための発信と自分のことを知ってもらうための発信の両立は難しいでしょうか。

TAMIKO

ビジネス発信への空虚感、むなしさ…これ、本当によく聞く悩みです。そして、とても大切な気づきだと思います!

「役に立つ発信」をしているのに、なぜ虚しくなるのか?

Tさんは起業塾で「ターゲットの役に立つ情報発信」を頑張ってこられたんですね。それなのに空虚な感じがしてむなしくなってしまうというのは、とてもよく分かります。

実は、私のところにも似たような相談がよく届くんです。

「ありがとうって言われるのに、なんか満たされないんです。」 「嬉しくないわけじゃないんだけど、私じゃなくても良かったんじゃないか?と思ってしまう。」

こういった言葉を、相談者さんのビジネスのタネを一緒に探していくタイミングでよく聞くんですね。

そんな時に「でも、やり続けていると喜びが見出せるかもしれませんよ」と行動を促すのは、はっきり言って相手を苦しめるだけなんですよね。なぜなら本人がしっくりきてないことを提供する分、心がすり減っていく感覚を与えてしまうことになるからです。

Tさんの「自分のことをもっと知ってもらいたい」という気持ちは、とても自然で大切な欲求だと思います。その気持ちを押し殺して発信を続けるのは、きっと辛いですよね。

デザインで売上が上がったと言われても嬉しくない・・

実は私も以前、全く同じような体験をしていたんです。

デザイナーとして活動していた頃、「たみ子さんのデザインで売上が上がりました!」と感謝されるたびに、どこかで消耗感のようなものを感じていたんですね。私が受け取り下手なのかなと思っていたけど、ある頃から、本当に報われたと感じる言葉と出会えるようになっていきました。

それがあなたのおかげで、表現者としての人生が始まりました。という言葉です。

この時、私は気づいたんです。私は、ただ自分のできることで感謝されたいんじゃなくて、私の在り方や想いそのものが、相手の人生に影響を与えるという実感が欲しかったんだなということ。

「存在意義」を感じたい表現者タイプの特徴

表現者タイプの人には、「自分の存在意義」を強く意識する傾向があります。

ただ役に立つだけでは、心が報われない。自分の想いや背景ごと受け取ってもらえたときに、初めて自分の存在が相手の生き方に影響を与えられたと感じられる。

そんなタイプの人にとって、発信が相手にとって役立つ情報提供だけになってしまうと苦しいだけです。だって、自分は「存在意義」を感じたいのに、受け取ってもらっているのが「情報だけ」になってしまう。そのズレが、心がすり減ってしまう感覚を生んでいるんです。

それってまるで、こちらは相手と過ごす時間を互いに楽しみたかったのに、「話聞いてもらってスッキリした!」ってスッと帰られてしまうようなもの。役に立ったんなら良いけど、なんだかモヤっとしちゃいますよね。

表現思考タイプなら、自分に合ったアプローチを

では、どうしたらいいのか?

もしTさんが「役立つ情報発信」に疲弊を感じているなら、Tさんは表現思考タイプの可能性が高いと思います。

表現思考タイプとは、発信の動機が「自分が表現したいから」という気持ちから湧いてくるタイプのこと。感情が大きく動いた時に「これを伝えたい!」という衝動が生まれる人たちです。

そんなタイプの人が、相手に役立つことを考えて発信しようとすると、どうしても自分の感情を押し殺すことになってしまいます。だからこそ、空虚感や疲弊感が生まれてしまうんです。

表現思考タイプの人には、表現思考でのアプローチがおすすめです。これは、自分の感情をベースにした発信方法。感情で表現するから、感情で共鳴が起こり、結果的に深いつながりを持った人たちと出会うことができるようになります。

表現思考とは:感情をベースにした発信方法

発信の動機・源泉の違い
情報提供型:相手に役立つと思うから発信したい(相手のため)
表現思考型:自分が表現したいから発信したい(自分のため)

表現思考型の人は、感情が大きく動いた時に「これを伝えたい!」という衝動が生まれます。感動した時、モヤモヤして言語化したい時、体験を誰かと共有したい時…そんな感情の動きが表現の源泉になるんです。

そして、感情をベースにした表現だからこそ、受け取った人も感情で共鳴する。「心が震えた」「刺さった」と言われるのは、感情が動いた証拠なんですね。

具体的な実践ステップ

あなたが発信のために書いてみた文章を読んでみて、まずはこう問い直してみてください。

「役に立たせよう」として書いていないか?
「私はなぜ、これを伝えたいと思ったのか?」

この問い直しが表現思考の第一歩になります。

例えば、同じ「時間管理術」について発信するとしても

情報提供型:「効率的な時間管理の3つのコツ」 →「これは役に立つだろう」という判断から生まれた発信

表現思考型:「時間に追われる毎日から解放されたい…私が見つけた心が軽くなる時間との付き合い方」 →時間に追われる辛さ、解放された時の安堵感などの感情が大きく動いた体験から生まれた発信

後者の方が、Tさんの想いや体験が込められていて、同じ悩みを持つ人の心に響きやすくなりますよね。そして、Tさん自身も「自分の気持ちを知ってもらえた」という満足感を得られるはずです。

❶ 発信前に「なぜ、これを伝えたいのか?」を問い直す
❷ 情報提供から想い共有へ意識を転換する
❸ 自分の体験や価値観を織り込んで発信する

心が満たされる自己表現を目指して

今日は、ビジネス発信での空虚感の正体と、それを解決する「表現思考」についてお伝えしました。

大切なことは、自分の心と一致感のある発信や自己表現をしていくことです。それができれば、ビジネスにつながりながらも、Tさん自身が満たされる発信ができるようになります。

Tさんが心から満足できる、自分らしいビジネス発信ができるようになることを応援しています!

世界観創りや自己表現に関する
お悩みをお待ちしています

今回の記事はいかがでしたか?
世界観創りや自己表現に関するお悩みに、碇たみ子がお答えします。
下記のフォームよりお送りください^^

碇たみ子公式メルマガ

碇たみ子公式メルマガ
お名前  *
メールアドレス  *
この記事を知ったきっかけ  *
ご紹介者のお名前

こちらのメルマガにご登録いただいた方には、世界観ラジオや、自己表現研究コラム記事を含む『碇たみ子公式メルマガ』、本サイトのメルマガバックナンバーコラム記事の全文が読めるログイン情報が自動的に届きます。メルマガでは、本当の自分を解放し、価値観、目標、喜びを共有できる仲間と出会うための自由な自己表現方法や、「自分を表現する新しい生き方」にシフトする方法について配信しています。興味がなければ、毎回の配信でご案内している解除URLからいつでも解除することができますので、お気軽にご登録ください。

この記事が面白かったらシェアしてください
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次
閉じる