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これを発信すると、誰かが傷つく?愛のメッセージと攻撃のメッセージ

私には実は、2年くらい悩み続けていることがあります。おっぱいの悩みです。あと2ヶ月で4歳になる娘が、なかなか卒乳しないのです。

私はもともと育児に無頓着な方で、自立に向けた教育というのが苦手なんですね。なので卒乳は全然進んでおらず、「おっぱいはもう卒業しよう?」と促してみるものの、「イヤ」と言われたらすぐに諦めてしまう。その繰り返しでここまできてしまいました。

目次

ママね、おっぱいが辛いの。しんどいんだ・・

「おっぱいねんね。」
その日も当たり前のように娘から声を掛けられました。

「ごめんね、おっぱい、調子が悪いんだ。トントンで寝てみようよ。」
「なんで?ヤダヤダ!おっぱいねんねじゃないと、さく、眠れないよー」
泣き出す娘。

「大丈夫だよ、一緒にお目々を瞑って、おしゃべりしようか。眠れるよ」
「ヤダヤダ!無理ーーー!!」

娘の泣き声で罪悪感もわいてくるわ、迷いも出てくるわ…心はすでに、いっぱいいっぱいでした。

「ママね、本当におっぱいが辛いの。しんどいんだ・・」
言葉にすると、涙が溢れてきました。


私が卒乳しようと言うことは、この子を苦しめてしまうことになるんだろうか。それだったらやっぱり、この子が自分から卒業するまで、待った方が良いんじゃないだろうか。言いたいけど、言ったら傷つけてしまうんじゃないか。

私の気持ちは、この子を傷つけてしまう・・?

これを言ってしまうと誰かが傷つくんじゃないか

何とも言えない気持ちの中で葛藤していると、仕事でよくいただくご相談のことがふと頭に浮かびました。

「本当はこういったことを、もっと強く伝えていきたい。けれど、これを言ってしまうと誰かが傷つくんじゃないかと思って、思いっきり発信ができないんです。」

このようなご相談を受けた時、私がいつも、お伝えしていることがありました。「誰かを傷つけるかも…」という恐れを抱いたままで発信をすると、必ずと言って良いほど「誰かを傷つける現象」が起こってしまう、ということです。

これはまさに、過去の私にも起こっていた現象でした。以前、何か発信をすると必ず、誰かからクレームやアンチコメントが入るのです。

「そんなふうに書かれて、とても傷つきました。」
「すごくショックを受けたので謝ってください。」

自分自身にそんなつもりはなかったので、とても悩み、しばらくの間、発信することが怖くなってしまったんですね。

この頃は目立っていたけど、発信のトラブルがたくさんありました

そんな折、私はメンターの仲間にこう相談しました。
「私が発信をすると、誰かを傷つけてしまう」

するとメンターの仲間はこう言ったのです。
「たみみは自分が発信すると、誰かを”傷つける”と思っているんだね」

そこでハッとしました。

私が伝えたいことは、誰かを傷つけるメッセージではない。誰かを応援したい、激励のメッセージだったはずだ。なのに私はどこかで、自分を守るために誰かを批判したくなったり、反論という攻撃をしたい気持ちに駆られていたのかもしれない。

その時をきっかけに発信への捉え方が変わったのです。すると不思議なことに、それからパタリと誰かを傷つける現象は起こらなくなりました。これは私の意識とともに、発信のエネルギーが変わったのだと思うんですね。

その人の発信に裏の気持ちが全て表れる

発信って実は自分が思っている以上に、感情が滲み出ているものです。そんなつもりはなくても、胸のうちに思っていることが発信に表れていて、受け取った人がなんとなく違和感を感じてしまうといったことがよく起こっていると感じます。

例えば、告知です。
集客しなくちゃいけない何かがあった時に、その人の発信に裏の気持ちが全て表れることがあります。

・来てほしいけど、、本当の本当は提供するものに自信がないから来てもらわなくても良いかな。
・人を集めたいのは、ただ「集客ができる自分」がほしいだけで、サービスに来てもらいたいとかじゃない
・ここで集客ができないと、私が惨めなままだ…!かわいそうな私を助けるために、誰か申し込みをして…!

こういった気持ちがあると、胸を張って「ぜひあなたにお勧めしたい!」という言葉になりません。なんとなく弱気な感情や裏の気持ちが、発信やデザインや立ち振る舞い全てに表れてくるんですよね。

このように、私たちの言葉や表現には、意識していなくても内側の本音や感情が必ず反映されます。だからこそ大切なことは、何か強く発信したいメッセージがある時、それが愛のメッセージなのか、誰かを傷つける攻撃のメッセージなのかで、表現や現象は変わってくるということです。

愛のメッセージか、攻撃のメッセージか

「誰かを傷つけてしまうかもしれない」と、あなた自身が思っているなら、それは誰かを傷つける可能性が十分にあり得ます。

逆に、強いメッセージでもそれが、相手を想う愛のメッセージであれば、受け取る人は愛を受け取り、誰かを傷つける現象は起こらなくなるものなんです。

傷つけてしまう恐れを感じる時は、どこかであなたが、「これを受け取ると誰かは傷つくな」と思っている証拠です。「誰かにショックを与えたい」とか「自分の悲しみを分かってもらいたい」などの、別の欲求があるのかもしれません。

娘と号泣したあの日の夜から1週間が経ちました。
娘は時々、「おっぱい…」と寂しそうに言いますが、「さく、今日は大丈夫だから。」と言ってくれたのが昨日の夜の出来事になります。

愛のメッセージはきっと愛で受け取ってくれる。
あなたのメッセージは愛のメッセージですか?攻撃のメッセージですか?

あなたの表現活動の参考になったら幸いです。

ご感想をお待ちしています

今回の記事はいかがでしたか?
今後の発信や作品創りの参考にしたく、
ご感想を書いていただけますと嬉しいです!
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