MENU

【2024年 3期】千晴の自己プロナビゲーション Vol.5

目次

5ヶ月目のテーマは「解放と宣言」

こんにちは、自己プロナビゲーターの梅野 千晴です。
自己プロナビゲーション第5弾をお届けします。

<締め切りの積み重ねが成長を生む>

年末年始はどのように過ごされましたか?皆さんそれぞれのご環境や居場所で、世界観ポスターを創るために、「表現したい自分」ととことん向き合ったのではないでしょうか?年末年始の様々な行事の最中でも、どこか世界観ポスターのことが頭にあったのではないでしょうか?大変だったと思います。何故なら、普段、表現したいことを「決める」機会なんてそうそうないからです。

今までは、「なんとなく今日はこれを発信してみよう」、「良い写真が撮れたから投稿してみよう」、「思いついたからこういった企画をやってみよう」というように、表現したいことは日によってバラバラであることが多かったのではないでしょうか?

そんな中、今回は、制作発表会という一つの区切りに向けて、「これだ」と決めなければならないわけです。この先、変わることはもちろんあるとしても、「今の私がこの舞台で表現するのはこれ。」と、決めることと向き合うというのは、ものすごくエネルギーのかかることです。「決めてしまったら自分の可能性や表現が狭まってしまうのではないか」、「これで本当にいいんだろうか…」私自身も制作発表会前はずっとこの「いいんだろうか?」と向き合い続け、揺れ動き続けていたのを1年半たった今でもはっきり覚えています。

たみ子さんは、「決める」ということをとても大切にしています。それはたみ子さんが、過去のデザイナー経験から得た、「締め切りの積み重ねが成長を生む」という概念からの価値観だそうです。

※ここからはたみ子さんからのご案内です※

 

自分はデザイナーを志した大学の頃から、ずっと締め切りと向き合う生活をしてきたんですよね。大学の頃の創作は、自分のテーマで作品を作るので、締め切りっていうのは「期日」のことだったんです。で、期日がなければどこまでも、手をかけてしまう。「もっとこうしたら良いかも。こっちの方が伝わるかな?ここはもっとブラッシュアップしよう。」みたいに。数字のように、答えやゴールが明確でないモノを扱っていたので、ゴールを自分で決めなればならなかったんですよ。自分の中で、「ここまで」という線引きをしなければならないんです。「よし、できた。」と。

だけど社会人になり、だんだんとクライアントワークが増えてくると、自分で線が引けなくなってしまうんですよ。「こんなもんかなー。良いのか分からないけど、あとはクライアントに聞けば良いや」って。そうすると、自分で作っているものが、だんだんと「良いものなのかどうか」分からなくなってしまうんです。判断の基準がクライアントのOKになるわけですよね。だから自分で「どう」作ったら良いのかどうか、分からなくなってくる。ある意味で締め切りをクライアントに委ねるって状態に、麻痺してきちゃうんですよ。

発信や自己表現で、自分が何を表現したいのかが分からなくなっている人は、自分で線が引けなくなってしまっているんですよね。答えやゴールを「他者が決める」状態になってしまっているということです。だから、それを「自分で決める」に戻していかないといけない。

一つ一つの制作に対して、「自分で締める」ということ。これを積み重ねていくことで、自分の中の判断基準がくっきりとしてくるし、自分の成長も、実感できるものになっていくんだと思うんですよね。


※たみ子さんからのご案内はここまでです※

このプログラムで、わざわざ制作発表会という区切りを設けているのは、一旦「自分で締め切る」ということを体験してもらうためでもあるとたみ子さんはおっしゃっています。他人の反応でOKかNGかを決めていた頃から、「自分の気持ちで決めることができる自分になっている」ことを、この機会を通してぜひ実感していただきたいです。

<解放した自分を表現したい”相手”は誰なのか?>

制作発表会の1番のテーマは「解放と宣言」です。皆さんがこのプログラムで向き合ってきた「出したかったけど出せなかった自分」を思いっきり解放し、「This is me!」と宣言する舞台です。

実は、制作発表会のテーマは自己プロ1期と2期を経てぐんと進化してきました。1期は、「社会に向けた宣言」というニュアンスで、それぞれ出したい自分を表現する相手が、ふわっとしている状態の人が多い傾向にありました。

2期から、制作発表会の主旨が、「解放した自分を見てもらいたい、受け止めてもらいたい相手に宣言する」というものに進化しました。「出したかった自分というのは、出せなかった過去の経験が起因になっているのではないか。であれば、本当に受け止めて欲しかった相手であったり、その相手と似た関係性の相手にこそ、出したかった自分を出す本当の意味があるのではないか」というたみ子さんの考えのもと、設定されました。

こういった明確な”相手”に対し、リアリティのあるコミュニケーションをすることで、出したい気持ちを知ってもらいたい相手に知ってもらうということが叶い、出したい自分を出しても大丈夫なんだという”解放”が起こるのでは?とたみ子さんは考えています。

私も1期はACTORとして、2期はディレクターとして制作発表会の場にいました。2期では、ACTORさんが受け止めてもらいたい相手の方々が実際にその場にいらっしゃって、ACTORさんの作品をじっくりご覧になったり、ACTORさんのステージ上でのトークを真剣に聞いていたりと、和気あいあいと温かい場でありながらも、心地よい緊張感がみなぎっていました。また、皆さんのダイアリーから、相手の方を誘う過程や、来られなかったとしても誘ったことによって生まれたやりとり、制作発表会の後、来場された相手の方とお話された内容など、制作発表会の準備から当日、後日にいたるまで、制作発表会に関わるすべての段階が、解放につながっていたことを実感しました。自分自身を解放、表現するにあたり、「相手」の存在がこれほど大きなものなのかと驚きました。

たみ子さんが昨年11月に解説した制作発表会の主旨の動画があるので、こちらを改めてチェックしてみてください。

ということで、制作発表会に参加する人はぜひ、「解放した自分を見てもらいたい、受け止めてもらいたい相手」に来てもらうアクションをとってみていただきたいです。「身近な人の中で思いつかない」という人は、これから自己表現ワーカーとして出会っていきたい人に向けて、声をかける募集をするという取り組みもぜひ積極的にやっていただきたいと思います。

自分がこれからこんな人に向けて、こんなことを伝えていきたいということを、興味を持ってもらったり直接見に来てもらったりするというのは、これから先自己表現でビジネスや活動をしていく上でも、必ず必要になってくる取り組みです。相手の方が実際に制作発表会に来ることが難しかったとしても、誘うこと、そこから生まれるやりとりから得ることはたくさんあります。皆さんのチャレンジ、応援しています!

<自己解放の先のステージ>

ACTORさんによっては、ある程度表現したい世界観も決まり、次に向けてどういった活動をしていくと良いのだろうと思っている方もいると思います。また改めて、たみ子さんからご説明がある予定ですが、自己表現ワーカーとして自己表現をビジネスや活動に繋げていくために、皆さんがこれから取り組んでいくべきステップは「出会いのデザイン」というステージになります。

自分らしい自分、自分が本当に出したい自分を解放し自己表現ができるようになったら、その自己表現を、出会っていきたい人が魅力的だと感じる表現、心に刺さる表現に磨き上げていくために、コンセプティングや表現設計を行っていきます。

このプログラムでは、自分が表現したいことはなんだろうと自分に向いていたベクトルを、グーッと相手に向けていくステージになるため、これまでとは全く違う視点の取り組みが行われていきます。

自分らしい自分を全開に出せるようになった自己表現で、更にもっとビジネスや活動に繋げていきたい想いがある人は、ぜひたみ子さんの今後の解説をチェックしてくださいね。

今月のワークショップは<伝えるを振り返る課外ワーク>

【1月のリアル会について】「ダイアログ・イン・サイレンス」静けさのなかの対話を体験しよう!
https://www.facebook.com/groups/889182826590234/posts/993111199530729/

「ダイアログ・イン・サイレンス」という課外ワークを体験してもらい、改めて「伝える」ということを考えるディスカッションを行います。私たちが今後ずっと取り組んでいく「伝える」ことを、新しい視点から見つめてみるきっかけになると思います。これまでの取り組みも振り返りながら、これからの「伝える」をたみ子さん、皆さんと一緒に考えていきましょう。皆さんそれぞれ、自分の表現したい世界をイメージして、思いっきり表現してきてください。

制作発表会の準備もチェックをお願いします!

前回のお知らせと重複しますが、情報を振り返りたい人はこちらをチェックしてくださいね。

★制作発表会についての説明LIVE
https://www.facebook.com/groups/889182826590234/posts/963678942473955

■制作発表会|会場および開催日について
https://www.facebook.com/groups/889182826590234/posts/964247545750428/

制作発表会に関するアンケートについて
https://www.facebook.com/groups/889182826590234/posts/969887301853119/

<制作発表会|世界観ポスターをご自身で制作する方へ>
https://www.facebook.com/groups/889182826590234/posts/971752898333226/

2025年1月8日|自己プロ制作発表会とアクターズトークについてのご案内

制作発表会が近づいてくると、プレッシャー、焦り、恐怖、わくわく、戸惑い、ドキドキ…いろんな感情がうわーっと押し寄せてくるのではないかと思います。でも大丈夫です。ここまで自分とこれでもかというほど真摯に向き合ってこられた皆さんなら必ず乗り越えられます。お互いに励ましあいながらラストスパート走り切りましょう!

PROFILE
梅野 千晴 ー うめの ちはる

東京都在住、会社員。会社員の傍ら、ライフワークである翻訳の研究・実践を活かし、法人、個人事業主に対して、言語化を軸としたセッション、資料作成、ライティング支援を行っている。
https://www.instagram.com/ume_644/

この記事が面白かったらシェアしてください
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次
閉じる